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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Risho 's Column

おもてなし中国語への疑問

Mar 23, 2017 | 6 Comments

みなさんこんにちは!中国語講師のRishoです。

本日は今流行りの「もてなし~語」をテーマにお話したいと思います。

本屋に行くと、「もてなし英語、韓国語、中国語」、「接客英語、韓国語、中国語」のような書籍がどんどん増えているのがわかります。

片言でも観光客の母国語で話してあげると、意思疎通がよりスムーズになり、より良いサービスが提供でき、観光客も喜びますね。

私のところにも「接客中国語を習いたい」、「接客中国語を教えてください」との生徒様からのご要望が時々来ます。簡単な単語やフレーズを覚えて、実際に中国からのお客様に使ってみて、通じたときの達成感はすごいようです。

しかし、実は「接客中国語はやめて!」という声も中国人観光客にあるようです。つい最近日本観光を終えた中国在住の友人からこんな話を聞きました。

友人は前から日本文化や、日本のアニメ、テレビドラマが好きで、今年の春節の時に、やっと念願の日本旅行を実現しました。

アニメ、テレビドラマを通じて日本語にだいぶ馴染みを持っているので、今回の旅行はあえて日本語ガイド付きの団体旅行ではなく、「自由行」という個人旅行を申し込みました。せっかくの自由旅行なので、ぜひ大好きな日本文化、日本語に実際触れてみたいと張り切っていました。

出発前にトラベル日本語の本を買って、旅行中に使えそうな日本語を独学で猛勉強して、いざというときのために、スマホに通訳アプリを入れて、準備万全な体制で羽田空港に着きました。

しかし、どこに行っても聞こえてくるのが中国語による接客です。日本人店員さんの「你好!」 「欢迎光临!」「谢谢!」はとてもありがたいですが、日本語で歓迎されるのを聞きたかったそうです。

また、自分が練習しておいた日本語を話そうとしてたら、その日本人店員はすぐに中国人店員を呼んできました。

買い物のときも同じような状況です。

結局日本語を実践する機会がほとんどなく、スマホに入っていた通訳アプリの出番もなく帰国しました。

友人はもっと「これ、ひとつ、ください」「これ、いくら?」「これ、買います。」と言いたかったようです。「片言でも日本人と交流したかった」と友人がかなり残念がっていました。

このようなニーズを持って日本に来た中国人観光客のなかに、中国でいう「動漫世代」(日本アニメをみて育った世代)の人が多く、日本文化に大変関心を持っているので、接客中国語は逆に妨げになっているようですね。

接客中国語はもちろん大事ですが、相手が日本語をしゃべようとしたら、ぜひ待ってあげて、ゆっくりとわかりやすい日本語で応じてあげたらどうでしょうか。きっとお互いに心に残るコミュニケーションができると思います。

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