最近、特に若い世代で、高収入の人で、
外貨建ての終身保険に入っている人たちに逢います。
みんな「貯蓄目的である」と言うのですが、
証券の内容を見てみると
決して解約返戻率がいいわけではありません。
相当期間入り続けたとしても、
納めた保険料の7割くらいとか、
それくらいしか返ってこないタイプです。
でも、
解約返戻率がいいとか、
お子さんの教育資金のために貯めておきましょうとか、
そんな誘い文句で入ったのだとみんな言います。
終身保険(死亡保険)は
本来、自分が亡くなった時、養っている家族の生活保障のために
入る保険です。
ですから、自分が生きているときに解約する目的にはなっていません。
学資保険とか、個人年金保険は
貯蓄型ですから、計算すると、
納めた保険料よりも、貰う保険金額の方が多いと思いますけれども、
終身保険を貯蓄目的と考えている場合は、
きちんと保険料の総支払額と
解約返戻金を計算してからにしましょう。