愛すべき日本語のミス
Weekly Topic:
What made you laugh hard most recently?
May 6, 2020
こんにちは。
ベトナムに住んでいる語学講師のKoyukiです。
私の住んでいる港町にはなぜか「鳥居」風のモニュメントがたくさんあります。
日本の文化が好きというのが痛いぐらい伝わってきます。。。ありがとう!
最近、いきなりよく行くコンビニの隣にTorii townができました。
そこの看板がとてもかわいくて笑える。
ここの皆さんは日本が大好きで看板などにとにかくたくさん日本語を使っているのですが、ネイティブスピーカーから見るととても愛すべき間違いが多いのですよね。(看板の写真を参照してください)
たとえば日本人の感覚からしたら斬新すぎる「すごい」という形容詞や「こんにちは」という挨拶が看板になっていたり「とうふ」の「ふ」がひっくりかえっていたり。。。
これは日本人からしたらちょっとくすっとなりますが、例えば、私が知らない外国語のロシア語だったら「ふ」の向きのような微細な違いはとても難しいと思います。
それより180%日本が好きというのが伝わってきて愛おしい感じですね。(*^-^*)
お題の大笑いではなく、微笑ましいという感じです。
以前香港に行った時「superdry-極度乾燥(しなさい)」というリュックサックをお洒落なお兄さんが背負っているのを見て、アジアのまがいものだなとちょっと笑えましたが、実はこのブランドは日本の某ビール会社を模して、斬新さを狙ってわざと間違えた日本語を使ったイギリスのハイブランドだったと最近知り驚愕。ベッカムやジャスティンビーバー、ケイトモスなどのセレブも好んで愛用しているそうです。お値段も結構高いです。
そんな風に日本語をクールと思ってもらえているのは嬉しいです。
(日本語講師として訂正したい気持ちはやまやまですが)
最近、そのブランドの服も間違えた日本語を敢えて狙っているのなら、私もわざとそのようなものを着て、日本語のレッスンをして、生徒さんにレッスン中に間違い探しをしてもらおうかなとほくそ笑んでいます。。。
そうはいっても、例えば私が日本で英語で書かれたTシャツや小物を買う時、内容まで吟味せずデザイン性だけで買ってしまうことがあります。日本語の生徒さんによると、実はそういうのを見て、私と同じように英語のネイティブスピーカーはほくそ笑んでいるようで、決して馬鹿にしているのではなく微笑ましく見てくれていて、ちょっと日本旅行の楽しみにしているそうです。
プロフェッショナルなものには、もちろん、ネイティブチェックは品質の信頼性のため、必要ですが、上記のことを考えるともしかするとネイティブスピーカーは、それらに寛容でミスがなくなるとちょっと寂しかったりするのかなと思ったりする今日この頃です。
Koyuki
This column was published by the author in their personal capacity.
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