思いをもてば、必ず伝わる

Rie_Takayama

こんばんは☆

昨日と今日は、ちょっと嬉しいことがありました。

昨日は、イタリア滞在時代同居していたおばあちゃんに勇気を振り絞って電話をしました。
おばあちゃんは、私が部屋を間借りしていたおうちの主で、フィレンツェで一人暮らしをしている生粋のフィオレンティーナ(フィレンツェ人)。

ご主人をすでに失くし、娘さんもご家族をもち、なんとご自分が誕生したときに取り上げられたお家にずーっと住んでいる方。

私にとってはまるで母親のような存在でした。

コロナウィルスの現状況においては、無事は別の日本人の友達経由で確認していました。
でも、どうしても電話したかったし、イタリア人のこの年代の方にはそうすべきだと知っていました。

ただ・・・・恥ずかしながら、イタリア語に自信が・・・・!!
プライドもありましたね、一緒に住んでいたので、毎日たくさんの会話をした方です。
「イタリア語、どうしちゃったの?!」と思われたくなかった。

さんざん数週間逡巡したあげく、やっと昨日電話をしたんです。
いや~、イタリア語、このカフェトークさんのプロフィールを書いたときには帰国直後でしたので、「会話に不自由はなし」なんて書いてますけど、、、、あれから早5年近く経過してて、日本では英語ばかり使う生活なんです。。。哀しいくらいとっさに「あれ?出てこない」ばかりでした(笑)

「Pronto..」と声が聞こえた瞬間、最初に感じたのは、暖かさ。
懐かしさと、そして、変わらずの愛情たっぷりの声で最後には、「またすぐ電話ちょうだいね!」という彼女の声にこちらが強さをもらって電話を切りました。

教えてもらった電話番号でその後すぐWhatsappで繋がりましたが、案の定、メッセージしても返事ありません(笑)。イタリア人、それもこの世代のイタリア人にとっては、直接声を聞くのが大事なんです。

そして今日。
在宅でいくつかの仕事を終えた後、メッセンジャーからフランス人の男友達から連絡が。
「Salut, Rie! ça va?」

うおぉ~~~~!!!ずっと無事か気になっていたニコこと、Nicolasからです。
まだ20代の若い友達ですが、フランス人の彼は年齢気にせず、イタリアで出会った頃からなんだか気の合う友達。最後に会ったのは彼の住むコートダジュールで、一緒にご飯を食べてお散歩をして、楽しい時間を過ごしました。私が日本帰国後もたまにメッセージをくれていました。

今度はフランス語~~~~!!!???という感じでしたが、頑張ってチャットしましたよ!
先日の20代の若者イタリアンの男の子とのチャットもそうなのですが、若い子たちのいいところは(その言語を学んでいる人にとって)、容赦なく自然な言葉でガンガン話しかけてくること。

ちょ、ちょっとまって、辞書辞書!と焦るのですが、適当にうろおぼえのフランス語で書いて変な表現になってると、言い直してもくれたり(笑)

でも、このニコのことも、イタリアに近いところに住んでいて、彼はしかも観光産業であるホテル勤務なので、ずっと気になっていたんです。

「生活の保障は政府がしてくれるから大丈夫。ただ、旅行ができず(彼は大の旅行好き)、人の交流がないのがいつまで続くんだろう・・・・」と言っていました(やっぱり安心感が日本と違うな~)。

そうだよね、私も早くフランスとイタリアにまた戻りたいよ!
と書いてメッセージをやりとりしましたが、しっかりこの現状に対しての意見や今後の問題点なども書いてくれて(これについてはちょっと返信に時間がかかるので保留にしてあります)、このコロナをきっかけに(?)まさかの語学強制訓練をすることになるとは。。。

かなりやばいな~・・・・!!!というとっさのイタリア語とフランス語会話でしたが(フランス語の方はチャット)、やっぱり、一番の練習はその言葉で何が何でも言いたいことを伝えなくてはならないという状況で四苦八苦すること!と再認識した経験となりました。

思いがあれば、ちゃんと伝わります。
それまではイタリア語もフランス語もまったく使っていなかったし忘れていたのに、そのときになると脳みそと潜在意識が総動員して、肝心なことは口をついて出てきたりするのは過去の勉強の賜物なのかもしれません(だから勉強時間はやっぱり必要)。

さて、この世界的な危機となっている今のこのとき、皆さんも連絡を取りたい人がいたら勇気を出して連絡をとってみてください。
英語でも、その方の母国語を話せるのならそれでも。もちろん、日本語でも!

言葉は思いを伝えるためのツールであって、覚えたフレーズを綺麗に言うことや文法ミスをしないことは最重要事項ではないことを思い出しますよ☆

そして、何度も過去に書いていますが、上手く言えなかった経験が「どう言えばよかった?!」という探究心に繋がり、そこから必ず上達するんです。
少なくとも、私はそうです!必ずすぐ辞書で調べます、声に出して練習します♡

今回も、イタリア語もフランス語も、たくさんの新ボキャブラリー続出でした。

コロナ危機で語学の上達が実現する、というのもあながちウソではないと思います。
海外のニュースにもぜひ触れてみましょう。
視野を広く持って、この危機をどう乗り越えたらいいのか、皆でハートと知恵を分かち合いましょう。
本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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