いよいよ12月に入り、2020年に投資デビューを考えて準備をされている方も
いらっしゃるかもしれませんね。
そんな時にまず投資対象となるのが投資信託になると思います。
日本では約6,000種類もの投資信託が発売されてると言われていますが、
選択するときによく耳にするのが「インデックスファンド」と
「アクティブファンド」という言葉かもしれません。
今回は「インデックスファンド」についてご紹介したいと思います。
そもそも「インデックス」とは何なのか?ここから始めましょう。
インデックスとは「索引」や「見出し」、「指数」「指標」などの意味があります。
ここでは「指数」という意味で使います。
日本の株価の動きを示す代表的な指数として「日経平均株価」や
「TOPIX」があります。「日経平均株価」とはウィキペディアによると
「東証第一部上場銘柄のうち取引が活発で流動性の高い225銘柄を選定し算出する」
とあります。
つまり日本の代表的な企業225銘柄の株価の上昇・下落が
この指数の動きを決めるわけです。こちらは日本経済新聞社が算出をしています。
最新の情報や構成銘柄などにご興味がある方は
日本経済新聞電子版マーケット情報をご覧ください。
https://www.nikkei.com/markets/kabu/nidxprice/
TOPIXの正式名は東証株価指数で、その名のとおり
東京証券取引所が算出をしています。
こちらは東京証券取引所第一部上場株式全銘柄を対象としています。
構成銘柄や算出方法にご興味がある方はこちらの日本取引所のページ(https://www.jpx.co.jp/markets/indices/topix/)をご覧ください。
これらの指数と同じ株式・同じ比率で構成された投資信託が
「インデックスファンド」と呼ばれるものになります。
日経平均株価(日経225)やTOPIXに連動したファンドですと、
個別銘柄に投資するより多くの銘柄にいっぺんに投資することができますので、
その分リスク分散ができます。
また個別銘柄は1単元(1回あたりに購入が可能な株数)100株が
原則となっているので、なかなか少額からの購入ということが
難しいのですが、ファンドでしたら今は、100円からでも、またポイントででも
購入可能なこともあります。
尚、インデックスと同じ構成銘柄で作成するので、運用している証券会社でも
企業リサーチの経費をかける必要がないため、信託報酬も比較的安く
中には年間0.5%ほどのインデックスファンドもあります。
投資されている方もニュースのマーケット情報で「日経平均株価」や「TOPIX」が
前日と比べ上がったか下がったか等、簡単に見聞きすることができますので、
ご自身のファンドの値動きをある程度掴むことができます。
一番身近に感じられるファンドということになるでしょう。
もちろん海外でも同様に代表的な指数があり、アメリカであれば「NYダウ工業株価指数」や「S&P500」、イギリスであれば「FTSE」、香港は「ハンセン指数」などがあります。これらに連動するインデックスファンドも多く発売されています。
代表的な指数やそれぞれの値動きを示す株価チャートにご興味があれば
こちらのBloombergページなどからご参照いただけます。
https://www.bloomberg.co.jp/markets/stocks
各指数名をクリックしますとチャートなどの情報をみることができます。
株価チャートは期間がデフォルトで1日になっていますので、
5年を選択すると各指数の値動きを比較しやすいと思います。
なんとなくインデックスファンドのイメージがつきましたでしょうか。
次回は「アクティブファンド」についてご紹介します。