Cafetalk Featured Tutor Interview

Maeda Masumi

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ピアノ 作詞・作曲・音楽理論・音楽制作・指揮 検定・コンクール

Maeda Masumi Tutor Interview

Q. Maeda Masumi先生、こんにちは!まずは簡単に自己紹介をして頂けますか?


A. こんにちは、前田真澄です!私は講師業の傍ら、ピアニストとして演奏会に出演したり、オーディションやコンクールの伴奏者として活動しています。出身はクラシック音楽ですが、ライブなどではポップスや映画音楽なども演奏します。

講師としては、毎年コンクールに挑戦する一生懸命な生徒に恵まれ、クラシックコンクールやバッハコンクールで全国大会出場、アメリカのニューイングランドカップではクラシック、ポップス両部門で優勝した生徒もおります。

Q. 出身地についてお伺いします!先生が育った町を紹介して頂けますか?


A. 私は山形県の小さな町で育ちました。駅もなく田園地帯が広がる自然豊かなところです。冬には一面銀世界となり、晴れた日には雪に太陽の光が反射してとても美しいんです。そしてとにかく食べ物が美味しいです!

Q. ピアノを習い始めたきっかけはなんですか?それから、ピアニストになろうと思ったきっかけについても教えて頂けますか?

A. 母が趣味でピアノを弾くので、気づいた頃にはピアノを習っていました。ずっと遊び感覚で通い、決して真面目な生徒ではありませんでしたが、中学の修学旅行の時にピアニストになろうと決めました。

ディナークルーズで夕日をバックにピアノを演奏している方がいて、その姿があまりにかっこよく、翌日には「ピアニストになる!」と言い張っていました。当時母は大反対でしたが、今では東京の演奏会にもわざわざ山形から来てくれます。大学まで面倒をみてくれて、両親には本当に感謝しています。

Q. カフェトークのレッスンの時以外は、どんな風に過ごされてますか?趣味や興味のあることなどがあれば、教えてください。

A. 週末は教室のレッスンがあるのでずっとレッスン室に缶詰めですが、それ以外はオーケストラのオーディションやコンクールの伴奏合わせをしたり、演奏会に出演したりしています。最近は友人がミュージックバーをオープンしたので、そこでよくリクエストなどに応えながらピアノで遊んでいます。

丸一日お休みの日はあまりないので、合間にできた時間で自然公園を散歩したり、美味しいものを食べて回るのが至福の時間です。散歩をしているとよく綺麗な景色に遭遇するので、油絵でも始めようかと思っているところです。あと今年こそはどこかに旅行に行きたいと思います。

Q. 先生は留学をされたようですが、その印象や思い出に残っていることはございますか?留学を志している方へのアドバイスは、何かございますか?

A. 私はオーストリアのウィーンという街に留学しておりました。そこで知り合った日本人とオーストリア人のご夫妻にはとてもお世話になりました。ご主人がベーゼンドルファーで働いていたので、本社サロンのインペリアルを貸し切り状態で弾かせていただいたのは貴重な体験でした。

ウィーンは「音楽の都」と言われるだけあって、どこにいてもいつでも音楽が聴こえてきます。楽器を演奏しない人達でもクラシックが身近にあり、音楽家というだけでとても好意を持ってもらえます。音楽に囲まれて暮らせて、本当に幸せな数年間でした。

これから音楽留学を志す方たちにアドバイスをするとしたら、出来るだけたくさんの演奏会に足を運び、出来るだけたくさんの人たちと交流を持つことが大切だと思います。どうしても言葉が通じる同じ国同士の人たちでかたまりがちですし、こもって練習ばかりしていては留学の意味がありません。

Q. 演奏または指導の際にこだわっている点はございますか?


A. 演奏はその場の雰囲気に合ったものが準備出来るよう、場所や客層など企画の段階でかなり注意を払います。演奏そのものは日々練習あるのみですが、クラシック音楽の場合はエンターテイメントに寄りすぎないよう、ポップスなどのライブでは堅苦しくならないよう、いつもバランスに注意しております。どちらの場合も心が伝わるように丁寧に演奏しているつもりです。

指導は生徒さんの年齢によって大きく異なります。子供さんへの指導は、音楽だけでなく、努力する過程で身につく物事への取り組み方や姿勢など、人間教育に主眼を置いています。子供達にもわかりやすい言葉を使ったり、集中力が途切れないような雰囲気作りを心がけています。時には厳しく接することもあるので、カフェトークでは子供向けレッスンとして設けておりません。

逆に大人の方は日々の息抜きに音楽を楽しむ方がほとんどですので、どんなレッスンが楽しんで頂けるのか、コミュニケーションをたくさんとりながら一緒に作っていくような気軽なレッスンです。皆さんの音楽生活が豊かなものになるよう、お役に立てれば幸いです。

Q. 日本のピアノや音楽教育と海外の違いがあれば、それについて教えてください。


A. 日本では先生の真似をするところから始まり、手取り足取りとても丁寧に教えてくださる先生方が多いです。そのため早期教育に関しては世界でもトップレベルだと思います。しきたりを重んじる文化なので、正統派な音楽を奏でる方が多いですね。

海外では個性を尊重するので、曲についてたくさん話し合いながら、先生と生徒が一緒に楽曲を作り上げていくというスタイルが多い印象です。一音楽家として年齢や立場に関係なく対話をするので、自立した音楽家が育ちやすい環境なのではないでしょうか。同じ先生に習っていても、皆んなそれぞれ全く違う演奏をするのでとても面白いです。

Q. 一昨年「ブルグミュラー25の練習曲」のCDをリリースされましたがブルグミュラーを選んだ理由はなんでしょうか?

A. 当時ブルグミュラーに取り掛かる生徒が多くいたというのが一番の理由です。何か取り組みを考える際は、自分がやりたいことというよりも生徒のためになることは何かという視点で考えるので、少しでも参考になればと思い制作しました。

Q. 現在は何か目標はございますか?今後の予定について教えて下さい。


A. 20代はソロに集中して取り組んでいたので、ここからしばらくは室内楽や他の業種の方とのコラボ企画を中心に活動していこうと思っています。今年は室内楽のコンサートをいくつか計画中なのと、料理教室を主宰している友人と一緒にイベントを行う予定なので、一つ一つ丁寧に取り組んでいこうと思います。

あとは気の合う音楽仲間で室内楽のグループを組めたらいいですね。

Q. 先生のレッスンに興味がある生徒さんのために、レッスンの様子を教えて頂けますか?


A. 生徒さんのレベルや性格によって、伝える言葉や適切な雰囲気は違うので、初回レッスンではたくさんコミュニケーションを取ります。初回は緊張されている方が多いですが、回を追うごとに生徒さんからの要望や意見が多く聞かれるので、毎回どんな声が出てくるのか楽しみにレッスンをしています。最近は特に理論のレッスンが人気で、ピアノのレッスンと併せて受講されている方は、どちらのレッスンにもリンクする内容なので、演奏に生かすための理論に驚かれている方も多いです。

Q. 最後に、レギュラーの生徒さん、そしてこれから出会う生徒さんに向けてメッセージをお願い致します。

A. すごく一生懸命な生徒さんが多いので、こちらもとても楽しくレッスンさせて頂いています。人が変われば音楽の内容も変わるので、皆さんそれぞれの音楽、それぞれのレッスンを一緒に作っていきましょう♪ これからも一つ一つの出会いに感謝して、大切に取り組んでいこうと思います!

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Maeda Masumi


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