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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Machika 's Column

自分を信じること

Apr 14, 2018

自信を持つ、という3つのこと

 一つ目に、自分の能力を信じること。これは今までの成功経験などによって培われるものです。今までに「うまくいった」ことがあれば、「今回もうまくいく」と信じることができます。簡単な例で言うと、初めていく場所に一度うまくたどり着けたなら、二回目に同じ場所に行く時には「迷わず行ける」という自信が持てるかもしれません。

 二つ目に、自分の可能性を信じること。これは一つ目のいわば既に証明された自分の能力をふまえて、「これからうまくできるだろう」という自分の可能性を信じることです。先ほどの例で言うと、以前にきちんと初めていく場所にたどり着けた、という事実があると、次にまた初めての場所に行く機会があった時、「今回もたどり着けるだろう」という自信を持つことができるかもしれません。

 三つ目に、自分の努力を信じること。これは今まで成功した経験がなかったり、自分にそういった可能性があると思う要素が少ない時に、努力することでその可能性を高め、それを信じるということです。初めていく場所に無事にたどり着けるか不安な時、しっかり下調べをして、どの道を通るのか、どんな目印があるのか、交通状況はどうか、などたどり着くために予め備えをしておくことで、「無事たどり着けるだろう」という自信が生まれます。


偽りの自信に注意

 例えば、今までに何の経験も知識も努力もしていないことに「できる」と自信を感じているのなら、それは「過信」である場合があります。自己過信は高慢尊大な態度を生み出したり、できなかった時自分に極度にがっかりしたり、プライドが高くなって人に助けを求められないなど困ったことになる可能性があります。


自分を信じる

 過信は脆く、崩れやすいですが、しっかりと理性的に自分を信じることはとても大事なことです。自分を信じることができなくなると、「自分は何をやってもダメだ」「私には何もうまくできない」というような根拠のないマイナスの考えを信じやすくなってしまいます。人には得手不得手がありますから、誰もが苦手なことを持っていますし、誰もが得意とすることを持っているはずです。自分のできないこと、失敗したことを考え過ぎたり、人のうまくできているところ、成功していることを自分と比べると、実際よりも自分ができていないように感じやすくなります。また、「なんでもうまくやらないといけない」わけではありませんし、それは不可能です。


  「わたしが会う人は皆,何らかの点でわたしよりも優れている。だから,わたしは人から学ぶのである」                   ラルフ・ウォルドー・エマーソン

 人から学ぼうという謙虚な姿勢がある人は、能力が高くいろんな分野で秀でている自信家よりも、一緒にいてとてもさわやかな気持ちになります。


「取るに足りない者であるのに,自分は相当な者であると考える人がいるなら,その人は自分の思いを欺いている」   Gal 6:3

 人はあくまでも人、誰にでも限界があります。この文にはその後、「それぞれ、自分がしてきたことについてよく考えなさい。そうすれば人と比べてではなく、自分ができたことについて喜ぶことができるでしょう。」という言葉が続いています。人と比べて秀でていると思う喜びは束の間で消えやすく、しかも競争心を生み出すので心の安らぎに繋がりません。でも自分が今できていることや今までがんばったことをしっかり認めることは、揺らぎにくく心に安定をもたらします。本当の意味での自信、身に着けていきたいですね。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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