心無い言葉で傷ついてしまうことは、日々誰にでもあることです。あなたはそんな時どう対処しますか?言い返す、友達に愚痴を言う、我慢して忘れるようにする。さて、智慧のある先人はどう対処いしたのでしょうか。
“あるところに、とても怒りっぽい男がいました。その男は、仏陀が誰にも怒ったことがないという噂を聞きつけると、「よし、俺が怒らせてやる」と意を決して仏陀に会いにいきました。そして、仏陀にさんざんひどい言葉を投げかけました。仏陀は、ただ黙って、その男の言葉を聞いておられました。男が悪口を言い終わると、仏陀はこうたずねられました。
「あなたには友人や親せきの家を訪ねる時、贈り物を持っていきますか。」
男は、「もちろん。」と答えました。
「それでは、もしあなたの友人や親せきがその贈り物を受け取らなかったらどうしますか。」と仏陀は続けました。
「そりゃあ、家に持って帰って家族と分けるなりして楽しむよ。」と男は答えました。
「そうですか。それでは、私もあなたからの贈り物はお返しすることにします。どうぞお持ち帰りください。」と優しく答えられたのです。”
幸せな人は相手を傷つける言葉を口にすることはありません。心の中に欲や嫉妬、怒りがあるからそういう言葉が出てしまうのです。その心無い言葉に引きずられて自分も嫌な気持ちになる必要は全くないのです。「笑顔」でお返ししましょう!心を育てるとそうした余裕としなやかな強さが生まれてきます。
それからもう1つ。その場から立ち去ることも立派な知恵です。
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