中高一貫校の中学1年生は2学期の成績が大切

Tutor Na

こんにちは。

 

今日は『中高一貫校の中学1年生は2学期の成績が大切』というテーマで書いていきたいと思います。

 

ちょうど、今は中高一貫校の生徒さんにとっては、2学期の中間考査が終わった頃かと思います。

 

中間テストの後、意外とすぐにやってくる期末考査ですが、準備は大丈夫でしょうか?

 

特に、中学1年生の方は期末考査、頑張っていただければなと思います。

 

というのは、中高一貫校での立ち位置は、中学1年生の2学期の成績がおおよその目安になるからです。

 

中高一貫校は中間考査、期末考査で成績が決まります。

 

外部模試もありますが、中学生の間は、基本的には学内の中間考査、期末考査で順位が決定します。

 

そして、同じリズムのまま、中間考査、期末考査のシステムが6年間繰り返されることになります。

 

中学校1年生の1学期のうちは、優秀な生徒さんであっても、勉強の仕方に慣れるまで時間がかかったりします。

 

また、比較的多くの生徒さんのモチベーションが高いので平均点も高く、混戦状態です。

 

それが、中学1年生の夏休み明けから、違う様相を呈し始めます。

 

いわゆる、中だるみ問題です。

 

中学受験で燃え尽きてしまったケースや、中学に入って周りの優秀さを見てやる気を無くしてしまうケースなどで勉強が身に入らなくなっていってしまいます。

 

また、それと同時進行で、優秀な生徒さんが台頭し始めます。

 

中学1年生の2学期ともなると、中間考査、期末考査も一通り経験しているので、それぞれのテストに対してどういう勉強をしていくべきかなどがわかり始めます。

 

すると真面目に勉強をこなしていく生徒さんの場合、中学1年生の1学期の試行錯誤が実り始める時期でもあります。

 

そうなると、中高一貫校の1年生の中でも、成績が顕著にばらつき始めます。

 

中高一貫校では、きれいに成績が上位層から下位層まで分布するというよりは、上位層が突出してしまい、成績の乖離がかなり目立つということが多いように感じます。

 

そして、高校受験がない分、システム的にはそのままの勉強スタイルが6年間続くことになります。

 

つまり、中学1年生の秋以降、かなりの確率で成績が固定化されます。

 

もちろん、一部の生徒さんは、最初あまり振るわなくても急に目覚めて成績上の下克上を果たすケースもあるので一概には言えませんが、概ね上記の例に当てはまることが多い印象です。

 

中高一貫校に入ってまだ半年ぐらいなので、中学1年生の生徒さんにとってはやっと勉強から(特に受験勉強から)解放されたー!という気分かもしれないのですが、

 

中学1年生の2学期の成績は、この6年間をうらなう大きな試金石として、とても大切です。

 

文化祭や体育祭、遠足といった楽しい行事も続きますし、勉強のモチベーションを保ちにくい時もあるかもしれませんが、少しでいいので勉強習慣はつけておきましょう。

 

逆にいうと、中高一貫校の中学1年生は2学期の間にしっかり成績を取ることができれば、中高一貫校の勉強の波に乗りやすいということでもあります。

 

中学受験で算数が苦手であっても、中高一貫校で習う数学はまた全然別物です。

 

そのせいか、急に数学の成績が伸びる方もいらっしゃいますし、中学以降の超重要科目の語学で能力を発揮される方もいらっしゃいます。

 

好きな科目や自信のある科目が見つかりやすい時期でもあります。

 

せっかくの中高一貫校生活を有意義に送るためにも、学校行事を楽しみつつ、勉強も頑張ってみましょう。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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