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Cafetalk Tutor's Column

June_ 講師のコラム

Moon River

2023年12月10日

こんにちは!英語講師のJune_です(^^)
今日は“Breakfast at Tiffany’s”「ティファニーで朝食を」から“Moon River”の歌詞を紹介してみたいと思います。
 
Moon river, wider than a mile
I'm crossing you in style, some day
 
⭐︎“cross”は「〜を横切る、渡る」、“in style”は「華やかに、堂々と」という意味。
 
Oh, dream maker
You heart breaker
Wherever you are going, I'm going your way
 
⭐︎“dream maker”は「夢を与える人」、“heart breaker”は反対に「心を傷つけるようなことをする人」のことですが、「無情な人、思わせぶりな人、気まぐれな人」のようにいろいろな訳が考えられますね。この2つの単語がrhyme(「韻」)を踏んでいます。
 
Two drifters, off to see the world
There is such a lot of world to see
 
⭐︎“drifter“は“drift“「彷徨う、放浪する」に「〜する人」という意味の“-er”がついたものなので、「彷徨い人、放浪者」のように訳せます。
 
We're after the same rainbow's end
waiting 'round the bend 
 
⭐︎この場合の“after”は「〜の後に」という意味ではなく、「〜を追いかけて」という意味です。また“end”はこの場合「端」、“bend”は「カーブ、曲がり角」のような意味です。こちらも韻が踏まれていますね。
 
My Huckleberry friend 
Moon river, and me
 
⭐︎“huckleberry”は野生のブルーベリーの一種ですが、“huckleberry friend”というと「親しき友、旧友」のような意味になります。「トム・ソーヤの冒険」に出てくる言葉が由来となっており、こちらの部分はいろいろな解釈がされていますね。
 
抽象的な表現が多く解釈が難しいと言われているこの曲ですが、一つ一つの単語や表現の意味がわかるとなんとなく雰囲気が掴めるのではないでしょうか。
 
いかがでしたか?
ギターの旋律がなんとも言えない切なさと余韻を残す、私も大好きな曲です。
皆さんもぜひ、好きな洋楽の歌詞を学んで英語の響きを味わってみてはいかがでしょうか。
 
 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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