日本語のレッスンを受ける皆さん、先生からレベルチェックを受けるとき、先生のレベルチェックもしましょう。

anegawa

日本語を勉強しているみなさん、

いろんな先生から初めてレッスンを受けるとき、レベルチェックを受けると思います。

短時間、無料あるいは有料の「レベルチェック、カウンセリング」受ける人多いと思います。


逆に皆さんは、日本語教師へのレベルチェックしていますか?15分~20分の逆レベルチェック

難しいと思いますが、いくつか質問してみるといいと思います。




日本語の先生のレベルを知る一番いい質問は、    「は」と「が」の違いです。

日本語の先生に聞いてみましょう。

台湾人の人は 「私は台湾人です」と「私が台湾人です」 どこが違いますか。何が違いますか。

韓国人の人は 「私は韓国人です」と「私が韓国人です」 どこが違いますか。何が違いますか。

中国人の人は 「私は中国人です」と「私が中国人です」 どこが違いますか。何が違いますか。


この「は」と「が」の違い、日本語教師もかなり悩んでいる人多いです。

まず、何が違うか日本人教師もわかっていない人、多いです。


資格を持ってない先生、ほぼ100%答えられません。

資格を持っているけど、この質問を受けたことがない先生➡「ちょっと難しいですね。次回答えます」

資格を持っていて、この質問をよく受ける先生➡簡単に答えます。


でも、このプラットフォームで数千のレッスンをしている先生、コラムで間違って教えてました。



この「は」と「が」の違い  N1を取っている人は「何となくわかる」と答えます。

「何となくわかる」は、「何となくわからない」➡「結局、わからない」です。



答えられる先生に聞きましょう。

答えられる先生も多いと思います。ただ、問題は、生徒のみなさんに対して、わかりやすく説明できるかどう

かです。

難しい日本語の難しい文法を易しく説明できるか、難しくて結局生徒はわからないか。

これが、「いい先生そうでない先生、よく勉強している先生そうでない先生、教えるのが上手な先生そうでな

い先生」の違いでしょう。

(ただ、これだけでいい先生かどうか判断できない場合も多くありますので誤解のないように)



私は日本語学校の日本語教師養成機関で420時間の研修を受けているとき、

この質問をしました。日本語の先生になる人に教える先生にです。

つまり、日本語教師の教師にです。

その先生、教えてくれました。「は」と「が」の違い、全体の10%だけ。

後の90%、講座を修了してからいろいろ調べました。文法書、ユーチューブ、インターネット

今は、簡単に教えることができます。生徒の理解度100%です。(生徒の嘘がなければ)

オンラインレッスンでは、何も見ないでこれを生徒に説明しないといけません。

15分あればできます。


ただ、これはいい先生かどうかを判断する判断材料のひとつであって、全部ではありません。



私も知らないこと、語彙文法文型発音指導いろいろあります。たくさんあります。

日本語自体の勉強の10%ぐらいしか知らないかもしれません。文法書見るたび、知識不足を思い知らされま

す。




私の場合、日本語のレッスンで一番の屈辱は、生徒の質問に即答できないことです。これが続くと生徒の信用

なくしますからね。(ちなみに信用と信頼の違い、わかりますか?)




他にもいろいろな「違い」ありますね。

「よ」と「ね」の違い、   「今日は37度の暑さですよ」「今日は37度の暑さですね」(これは簡単で

すが)


「ここ、そこ、あそこ」距離感と空間(頭のなか)、こちらサイド向こうサイド

(これは、説明ちょっと複雑ですね)



仮定の「~と、~ば、~たら、~なら、」(これは単独で習って、その後まとめ書きが必要でしょう)

日本人なら違和感なく使えても、外国人にはちんぷんかんぷんです。



日本語の先生の1%ぐらいしか教えない「発音」でも

韓国語母語話者の方  「つ」➡「ちゅ」、「ぜ」➡「じぇ」、「た」➡「だ」、「だ」➡「た」

マスターするのに何年かかりましたか?

」も、

念です(ざんねんです)」と「おはようごいます」の「ごいます」の「ざ」、発音違いますよ


「ごじゃいます」の間違いはわかっても、どうやって直してもらいましょうか。日本語の先生に、素早く。



アクセントの強い中国語母語話者のみなさん、

20年~25年以上日本に住んでいる中国語母語話者の人でも、

知らない人と話すと「外国の方ですか」と聞かれる人多いですよ。

私が週1回ボランティアで教えている、ある国際交流プラザの中国人スタッフの方、かなり日本語上手です。
(N1のはるか上のレベル)

「これ、いつも聞かれます。とても嫌です」と言ってました。

日本での滞在年数が長ければ長いほど、「嫌だ」という気持ちわかります。



こういう人たちは、中国語と日本語の発音の違い、どの文字(あいうえお)が強いのか弱いのか

中国語はなぜアクセントが強くなるのか、どうやったらアクセントが弱くなるのか

わかってないんですね。

中国語と日本語のアクセントとの強さの違いがわかれば、短期間でソフトな日本語が話せるようになります

が、違いがわからないと10年~20年、変わらない、変われない状態が続きます。




日本語を勉強しているみなさん、オンラインレッスンでは逆質問をしてみましょう。

先生にたくさん質問してみましょう。

私も威張れるほど上手ではありませんが、先生として合格点はもらえるかも???


なお、「学習者」という言葉は、私は使わないようしています。


This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

Comments (0)

Login to Comment Log in »
Premium ribbon

from:

in:

Lesson Categories

Language Fluency

Japanese   Native
English   Daily conversation

anegawa's Most Popular Columns

« Back to List of Tutor's Column

Got a question? Click to Chat