【中高一貫校女子生徒向け】大学受験に向けての学習戦略

Tutor Na

こんにちは。

 

新中学一年生の皆様、おめでとうございます。

 

今日は、中高一貫校生の生徒さん向けに、大学受験に向けての学習戦略をお伝えしたいと思います。

 

入学したばかりなのに、もう大学受験の話!となりますが、実は中高一貫校は最初が肝心です。

 

中高一貫校は6年間、ほぼ同じスタイルで過ごすことになるため、成績や勉強習慣が固定化されます。

 

そのため、最初のうちに大きな学習戦略とそれに合わせた日々の学習スタイルを構築しておく必要があります。

 

おそらく、中高一貫校は中学1年生の秋〜冬あたりの成績がそのままスライドしていきます。

 

もちろん、中には急にある時期、成長する方もいらっしゃるので、必ずは言えませんが、基本的にこの傾向かなと思います。

 

その中でも、今日は女子生徒さんの話をメインに書いていこうと思います。

 

中高一貫校組、それも進学校の女子生徒が大学受験を見据える上で気を付けておかないといけないことは、男子生徒との体力差です。

 

小学校の中学受験あたりまでは、そんなに違いは出ないように思います。

 

しかし、中学以降、特に高校に入ってからや、大学受験間際の高2高3になってくると、はっきり体力差が出てきます。

 

大学受験を考える上で、その辺りの体力問題も早いうちに考慮して、戦略を立てておかないといけません。

 

というのも、女子生徒さんは、ある一時期に負荷を思いっきりかける勉強法が難しいことも多々あるからです。

 

女子生徒さんの場合、身体にあまりにも負荷をかけてしまうと、後で、何かしらの反動が来てしまうことが多いです。

 

中学受験であっても、女性生徒さんの中には、無理をし過ぎてしまって心身に不調があらわれてしまったというご相談をいただきます。

 

心身に不調が出てからでは、ご本人様が一番辛い思いをされますし、そうなる前に手を打ちたいところです。

 

たとえ、少し調子が悪くなったとしても、ある程度、手を打っていたり、助けとなるものを用意しておいた場合は、回復が早かったりします。

 

では実際にどんな戦略で中高一貫校を過ごせばいいのでしょうか?

 

ズバリ、先行逃げ切り型です。

 

中高一貫校に入学すると、思ったよりも時間の余裕があります。

 

小学校では、先生の裁量でその都度都度、テストを受けたりということが多かったかと思います。

 

それが、中学に入ると、定期考査といって5日前後の日程でまとまって試験期間があります。

 

定期考査(中間考査・期末考査といって年5回ほどあります)が終わった後も、採点期間やテスト返しの期間はさほど授業もありません。

 

丸々ほぼ休みに近いような印象でしょうか。

 

また、それ以外にも夏休み、春休み、冬休みといったまとまった休みがあります。

 

思っている以上に、自主学習できる時間があります。

 

問題なのは、かなりの生徒さんがこの時間を有効活用できていないことです。

 

中高一貫校で問題なのは、ある程度まとまった時間をどのように有意義に過ごせるかです。

 

しかし、多くのケースでいわゆる『中だるみ問題』が発生しています。

 

中だるみ問題についてはまた別の機会に言及しようとは思いますが、、、

 

逆にいうと、このまとまった時間は勉強できるチャンスでもあります。

 

大学受験というと、高校生から勉強を頑張り始めればいいのではという考えもありますが、難関大学合格者、その中でも女子生徒さんの場合は、中学から成績優秀な方が多い印象です。

 

まとまって時間が取れる時にコツコツ勉強されているのです。

 

たとえ、一日2時間ほどであったとしても、10日間続けることができれば、20時間の勉強貯金ができます。

 

一気に20時間勉強しようとすればとても大変ですが、毎日コツコツ2時間であれば、精神的にも体力的にもそこまでしんどくないでしょう。

 

中高一貫校の6年という意外と長い年月の中で、隙間時間は見つけようと思えば、いくらでも見つけていくことができます。

 

その時の、勉強時間を少しずつ貯金していくことができると、塵も積もれば山となるで、かなりの勉強時間を貯金できます。

 

そしてその貯金した勉強時間こそ、高校2年生、高校3年生での余裕につながります。

 

高校3年生あたりの男子生徒さんの追い込みは目を見張るものがあります。

 

(あまり体力的に自信がない)女子の生徒さんが同じ勉強の仕方をしていても辛いものがあります。

 

それに負けないためには、見逃されがちな、中高一貫校の合間合間の時間に少しずつ勉強を重ねて、高3までにしっかりとリードをつけておくことです。

 

そして、先行逃げ切りを目指しましょう。

 

その方法が大学受験において、一番効果を発揮する方法です。

 

ご参考にしていただければ幸いです。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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