父の命日スピリチュアル

Spiritual Counselor Keiko

??今日は亡くなった父の命日。父が好きだったキリンビールとサラミソーセージを、そして日本酒をお供えする。松本のお客様からいただいた開運堂のお菓子。開運堂は父がよくお土産で買ってきてくれたお店。きっと父も喜んでいると思う。そして父の遺作、「秋の七草」のミニ屏風を飾る。

 

 しばらく父と対話する。もう父は生まれ変わったとマリア様からメッセージが届いて、父が遠くで手を振っているような気がする。

 

 亡くなる数日前、父がバスに乗って遠くへ行こうとしている夢を見た。そして亡くなる日の朝、父がトンネルの向こうへ1人で歩いていく不思議な夢を見た。私はトンネルのこちら側にいて、そこへ入っていけないのを知っていた。父はトンネルをゆっくりと歩き、少しだけこっちを振り返って手を振っている。トンネルの向こうは明るかった。それが「死」を意味するとはわからず、ホスピスで父と最後の1日を、私は過ごした。神様が備えたように私と2人だけの時間。家族が来たのは夕方6:00。主治医の先生も来てくださり、亡くなるまでずっとそばにいてくださった。

 夜の10時30分頃、父は息を引き取った。最期の言葉は「ありがとう」。

 

 父の「死」はいろんなことを教えてくれた。人が命を終えるときにこんなスピリチュアルな出来事があることも教えてくれた。「ホスピス」と言う、命の最期を大切に終わる時間も教えてくれた。そこで出会った音楽療法士の1人の先生、それがきっかけで私は人を癒す仕事へと、人生が大きく変わった。後に気づく。その年私は42才。シュタイナーの7年周期にあたる。人生の大分岐点。

 父が亡くなったその年から私の人生は大きく変わり、今こうしてスピリチュアルカウンセラーとして、そしてスピリチュアルなガイドとして、またマリアのMessengerとして仕事をしている。その出発点は父が亡くなったこと。「1人の人の命の終わりが、私の人生の新しい始まりである」そんなことを神様たちを教えてくれたのかもしれない。

 お酒とネオン街とカラオケと親父ギャグの大好きだった父。心の中は暖かくてたくさん愛しもらったと今も感じる。そしてこの繊細な日本画。几帳面で整理整頓が好きだったところは、私の中に受け継がれている。

 今日はキリンビールで父に乾杯しよう!乾杯??

 

 


This column was published by the author in their personal capacity.
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