私のセッションには、「自分に自信がない」と言って相談に来られる方がたくさんいらっしゃいます。そんな方達のお話を聞くと素晴らしいスキルを持った方、精一杯努力してこられた方、とても素敵なパーソナリティーを持った方が殆どです。では、自信のなさはいったいどこからくるのでしょうか。
色んな理由がありますが、そのうちの一つは、自分のできないところや、うまくいかなかったことに意識が向いてしまい、自分のできることやうまくいったことには目が向かないという傾向性があります。つまり、「自信を持てるような知識やスキルがないのではなく、自信を持てるようなことを見つけることが少し苦手なだけ」なのです。つまり、意識を向ける先を「できないこと・うまくいかなかったこと」から「できること・うまくいったこと」に変えるだけで自信を持てるようになることも多々あります。
その他にも、生まれ育った環境、社会の影響を受け、無意識に自分が作り上げた「あるべき姿」と比較して、それに見合わない自分に「やっぱり私はダメだ」と言い聞かせているケースもあります。この場合は、まずは自分の無意識に作り上げている「あるべき姿」を顕在意識化してから、徐々にその「あるべき姿」と比較するプロセスをほぐすことで、自然と自信がでてきます。
ちょっと意識を向ける先を変えると意外と自信はつくものです。