コロナを生き抜く人間力

Waka.M

未曾有のコロナ禍。これだけ長く自粛が続いた後に、急に働けと言われても、にわかにやる気が出ない。その原因には二つある。
一つは、脳の働きの問題、もう一つは、リモートワークの問題にある。これを人間力で乗り切れと言っても科学的に無理がある。

脳の問題に関しては、脳には図のように8つの分布図があって、長いステイホームでこの8つをバランスよく、普段通り使えていた人はいない。それを急に自粛が明けたから使えと言われても、これはなかなか追いつかない。我が家の孫も小4になったのか、小3のままなのか踏ん切りがつかないまま、時々学校に行くという、これまた誰も経験したことのない小学生活をおくっている。



二つ目は、リモートワークの問題だ。これも脳に関係する。ネットやテレビなど画面を通しての脳は、ずっと寝ぼけ眼、寝ぼけ顔だそうだ。どんなに張り切ってメイクしてもおしゃれしても、画面の向こうの相手にはぼんやりとしか映らず、やり取りもぼんやりとしか伝わらない。画面を通しては、皮膚感覚が伝わらないからだ。コミュニケーションは、言葉や表情でしていると思いきや、実は皮膚感覚でしているのだ。
特に、日本人はコミュニケーションにおいても肌感覚を大切にする。どんなにオンライン会議を重ねても、最終決断は会ってから。このあたりに欧米のビジネスマンたちは戸惑うそうだ。同様に、コロナショックで最終面接までもリモートという企業が増えている。これに戸惑うのは、学生よりも他ならぬ面接官たちだ。最終決断は、直接会っての肌感覚、つまり皮膚感覚で判断してきたからだ。

表題のタイトルは、こうした状況を乗り越えていく方法を具体的に実践しようという、私の講座のことである。その方法は6/22配信予定のYouTube「人間力増進講座」vol.28でもお伝えしているが、そこにはやはり限界がある。冒頭で人間力では乗り越えられないと言っておいてなんだが、伝授したいのはただの人間力ではない。脳科学的裏づけもったプロの演出家によるブロードウェイ最前線の方法だ。それは、Webながらも受講者の皮膚感覚にまで響き渡るはず。
表題の講座の他に、「リモートパフォーマンス」という講座もあるが、「やる気」「自信回復」も併せてとなると、やはりこの講座がお勧めだ。
是非この機会に、画面を超えてあなたの「皮膚感覚」に伝わるコミュニケーションの体験をして欲しい。

心よりお待ちしています。 

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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