FPの先輩が雑誌にこんなことを書かれていました。
「金融の世界は専門知識がなければ務まらない。
そして、売ったら終わりではなく、
不確定な相場を見ながら、
お客さんと長く付き合わなければいけない。
だからこそ、誠実でなければいけない」
私もまったくその通りだと思います。
一方で、こんな記事も見ました。
「あれもできる、これもできると言って、
資格をずらずら並べていても何の専門家なのと思う。
ブランディングが必要」
いいえ。
ブランディングだのマーケティングだの言う前に、
まず自分の知識と人間性です。
保険の見直しとか、
家計診断とか、
資産運用、相続など
ひと通りの知識は基礎知識であって
それがなければファイナンシャルプランニングはできません。
これを「何でも扱っている」と感じるFPならば、
そのFPは、個人の家計相談はできていないはずです。
お医者さんと同じです。
人の命を扱うのですから、
必要最低限のあらゆる知識はどのお医者さんも持っています。
その上で、専門分野を持っています。
最初からブランディングだなどと言って、
ある特定のことしか知らないようなお医者さんはいません。
そもそも中身が空っぽならば、ブランディングなんてできないのです。
FPも人様のお金を扱うわけですから、
活躍されているFPさんはみんな常に
広く情報をとったり、勉強したりしているのではないでしょうか。
そして、誠実に正しい情報を届けるように
努力されているのではないでしょうか。