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Cafetalk Tutor's Column

Rubrica di caoli

【敬愛する】難民、アヘン、納豆、なんでもдавай【高野秀行同志】

Weekly Topic: What made you laugh hard most recently?

May 7, 2020

Здравствуйте.

世界中がstay homeなのでみんな暇らしく、
各地の懐かしい知人・友人から連絡が来て不謹慎ながらちょっと楽しいです。
サハリンのロシア語の先生は毎日連絡をくれる(ロシア語学習に有用なコンテンツなどを紹介してくれる)うえに、このような↑謎の写真も送ってくれて本当に大好きです。
てっきり先生の子どもが描いたんだと思ったら
какие-то дети(どっかの子ども)作でした。ура!


最近図書館が閉まっているので電子書籍を買いまくっています。
色々読み、泣き、怒り、笑っています。
私が大好きな作家・高野秀行氏の本はよくkindleの日替わりセールに登場するので、
何度も読んだ本であってもとりあえず日替わりセールで見かけたら即買います。
笑いながらочень勉強になるので여러분도 давай!
(高野氏は辺境を旅(?)したり未知動物を探したりする人です)

<独断と偏見で選ぶオススメ高野作品>

◇もはや学問的に価値がありまくる部門
謎の独立国家ソマリランド(勝手に独立国家を名乗っているソマリランドでの色々。ソマリランドのレベル高すぎてロシアごときでおそロシアがどうとか言っててすみませんって感じ)

恋するソマリア(続編)

アヘン王国潜入記(高野さんもアヘン栽培に携わりアヘン中毒になってしまうという、私的には良い意味で「ミイラ取りがミイラになってしまった」話だと思う)

西南シルクロードは密林に消える

イスラム飲酒紀行

謎のアジア納豆(納豆はべつに日本だけのものじゃなかった・・・というのは韓国好きな人なら知っているかも。청국장あるし。この本は文化人類学の先生もオススメしていた)

移民の宴

◇笑えて元気が出る、そして(良い意味で)何もかもどうでもよくなる部門
アジア新聞屋台村(自由最高)

世にも奇妙なマラソン大会(最近NHKのグレートレースにハマっているので、改めて読み直すと面白すぎて止まらない)

間違う力(就活生読め)

放っておいても明日は来る(海外で本当にやばい人(色々な意味で)は実は日本人、と私が常々思っていることが体現されたような本)

◇読むとなんとなく賢くなったような気になれる部門
異国トーキョー漂流記(軽いテイストの話ではあるものの、私はこれを読んで日本に暮らす外国人労働者とか移民とかに思いを巡らせるようになった)

世界の辺境とハードボイルド室町時代(タイトルからもう賢くなれた気がする)

辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦(これもタイトル素敵。歴史学者との対談)

地図のない場所で眠りたい(これも対談書)


高野さんは言語学習オタク(?)でもあるので、語学学習に関する記述部分もとても参考になります。
(言語関係の学会で高野さんの講演があったりするのでチェックしていますが、今のところ先約があったりしてどれも行けていない)

その他にもたくさん面白い本があります・・・
怪魚ウモッカ格闘記
怪獣記
メモリークエスト
未来国家ブータン
などなど・・・

ウモッカは結末が!?!?なので賛否両論あるかもしれませんが、
私は面白すぎてサハリン滞在中に2回読み返しました。

とにかくすごく笑えるので、普通に読み物として楽しんだり、
辺境の不思議な生活・文化についてゆるく知りたい人にも강추です。

これから海外生活をする人(コロナ禍で今すぐ海外に行く人はいないと思いますが)や
今海外にいて異文化生活に疲れている人とか、その他精神的に疲れている人も読むと元気が出る。はず。ダヴァイ!

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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