巷では、相続対策のために
不動産とか、保険とか・・・という話をよく聞きますが、
全員、相続対策のために何かしなければいけないのでしょうか?
そんなことはありません。
相続税の基礎控除は
3,000万円 + 600万円 x 法定相続人数 です。
例えば、夫婦子の3人家族で、
夫が亡くなった場合、
3,000万円 + 600万円 x 2 =4,200万円
つまり、この場合、夫の財産が、4,200万円以下であれば、
相続税はかかりません。
実際、相続税を支払わなければいけない人は、
相続を受けた人全体の8%程度です。
下手に不動産を買って借金をしたり、
保険に入って贈与税や所得税を払うことになってしまっては
何のための相続対策??となってしまいます。
相続対策は、
持っている資産や、相続人数などによって、
方策が変わってきます。
そもそも、不動産や保険は相続対策のための商品ではありませんから、
しっかり専門家に相談してから決めましょう。