以前、富裕層の資産運用を担当している人に聞いた話では、
富裕層の資産割合は債券や不動産の割合が高く、
株は15%程度でした。
しかも、ETFなどを使った比較的安全な運用です。
富裕層は、殖やそうというよりもむしろ減らさないように気を付けているからです。
つまり、株とか、証券会社で買えるような商品は
減るリスクがあるということです。
にもかかわらず、ほうっておいたら危ないのです。
富裕層は、減らさないように常にチェックしてきたから
富裕なのです。
親からの相続で古い株を持っているという人に逢ったことがあります。
これなら株価が全然違うのでちょっと下がったくらいではビクともしませんから、
ある程度ほったらかしておいていいかもしれません。
でも、これから資産を築こうとするならば、
定期的にチェックする癖をつけましょう。
富裕層の例のように、
自分にまず「殖やしたい」「減らしたくない」という意識がなかったら
お金は殖えません。
ほったらかしておくということは、
深層心理では、お金に興味がない、殖えて欲しいと思っていない
という現われでもあります。
どうしてもほったらかしたいという人は、
本当にほったらかしを実践してお金を殖やした人の話と、
ほったらかして資産を減らした人、両方の話を聞いてからにしましょう。