こんばんは!
前回のコラムでは、「話せない原因は、もしかしたら基礎文法という土台が不足しているから」という視点で書いてみました。
文法の教え方で言うと、日本の学校での教科書や授業の進め方は文法をムズカシク、そしてわかりずらく、さらには恐怖心を抱かせるような教え方をしている気がしてならない私なのですが。。。
かつてオーストラリアで2か月だけ通った語学学校およびイタリアの語学学校では、とにかく文法に関してはひたすらエクササイズでした。
繰り返し繰り返し練習するのです。
それも、現地の先生たちはその言語を教えるプロ中のプロで、感動するくらい教え方が上手だというのを実感しました。その言葉がわからない人に、文法含めて、その言葉で教えるんです。例えば、イタリア語が分からない生徒に、イタリア語の文法をイタリア語で教えられる先生たちです。
情熱的で、愛情深くて、あらゆる国の生徒に教えた経験が豊富で、またどうやったら自然に身につくか熟知しているので、ひっかかかっている部分を見極めたとたん、すかさず有効なエクササイズをやらせます。その言語のプロ中のプロなんですね。
そういう意味では、現地留学が一番効果的な理由は現地の語学学校の先生の質、これに尽きるかもしれません。当然ですよね、日本語だって、日本で学んだら最高の先生たちに出会えるのと一緒です。
では今日は、それでも様々な事情で留学はせず、日本で何が何でも外国語(特に英語)を身につけたい方へ向けて、日本人によくありがちな「文法はできるんだけど話せない」問題についてです。
これまで私がセッションをご提供した生徒さんには、文法がどれくらいできるのかを見るちょっとしたチェックを口頭でするのですが、「ほぼ完ぺき」な人が結構いました。
でもご本人は「話せない」ということに悩んでいらっしゃいました。
受験のために文法は勉強したし、テスト用の勉強によって暗記したこともある程度は覚えている。
なのに・・・・・
話せない
これですね。日本人あるあるのケースだと思います。
この文法はわかっているのに話せないケース。
私がお勧めする解決策は・・・・
右脳練習に切り替えること!
前回のコラムで右脳とか左脳とか書きましたが、簡単に説明すると、右脳は直感とか体験、感覚的なもの。潜在意識などもこっちです。
それに対して左脳は理論、分析、理性。
日本で教育を受けると当然、、、、、左脳が強くなります。
そして話せない理由は、考えすぎて、分析しすぎて、構えすぎて・・・・できない!!!!ってやつです。
あれ、恋愛とかにも言えるのかな(笑)
文法は左脳を使わないと覚えられないことは前回説明しました。大人は理屈で納得する必要があるからなんです。また、その言葉の構成要素を理解することで、自分で組み立てるためのルールを知る必要もあります。
でも実際話すときにはですね、今度は考えすぎると・・・せっかく覚えた理論や単語を組み立てるのに時間がかかりすぎたり、また聞いても耳で理解できず頭で考えてしまうためにその場のテンポについていけない、という現象が起きてきます。
なのでここでお勧めしたいのが、左脳と右脳をコネクトさせて覚えること。
感覚とか、実際の体験とか、感情と繋げることで、より単語やイディオムやフレーズは覚えやすくなります!
特に感情が伴うと絶対に忘れません。
そして具体的には、とにかく
耳で聴く
口を動かす
手を動かす(スペリングする、文章を書く)
目で見て読んで理解する
これをひたすら繰り返すんです。
現地の語学学校の文法の教え方はほぼこれ、理屈で理解させたあとはひたすらエクササイズ+しゃべらせることで、左脳と右脳を両方使って身体に染み込ませるように学ばせるのです。語学最強の学び方はコレです!!!
つまり、テキストとかCDとか受け身の学び方に加えて、
↓
実際にそれを使ってみる、言ってみる、書いてみる。
これを日本にいながら可能にするのは、日常的に(生身の人間相手に)英語を使う状況に自分を置くってことです。
友達を作る。
恋人を作る。
仕事場で使う部署に異動する。
私はぜんぶやりました(笑)。必ずしも相手はネイティブである必要はありません。でも、日本語を使えない状況にしないとダメです。
そして、使いました。失敗しました。誤解を生みました。言い直したり、訂正したりする体験をたくさんして、学びました♡
日本で英語に限らず外国の言葉を身につけたい方。
上記の方法をぜひ実践してみてくださいね!そしてあくまでもベースには基礎文法がしっかり身についていることが前提なのをお忘れなく!
勉強方法のご相談もいつでも受付いたします☆
皆さま、潜在意識を活性化して直観力を高めるような、右脳をたくさん刺激する素敵な週末をお過ごしください♡