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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Sachiko 's Column

ロンドン生活こぼれ話 その② 「届かない郵便物」

Dec 23, 2011

 ロンドンでのイギリス生活も早7年以上。そんな私がロンドンに住み始めて一番最初に悔しい思いをしたのが、イギリスの郵便局。イギリスの郵便は、しょっちゅう紛失したり、郵便物が届かない事で有名です。

 クリスマスも近いつい最近もニュースにもなりましたが、今年はクリスマスプレゼントをオンラインショッピングで買う人が増えたのですが、その買った物が家に届かない!

 それも、家に居なくて不在通知が入っているなら分かるのですが、家にずっと居たのにチャイムを鳴らしもせず、不在通知だけ入れていく郵便局員がたくさん居るのです。

 現に私も最近、日本から重要な書類を書留で送ってもらったのですが、家にずっと居たのにチャイムは一度もならず、あとから郵便物が置かれている共同の玄関の棚を確認したら、日本からの書類が入った封筒が置かれていました。本来書留なので、サインをしないと受け取れないはずなのですが一度もチャイムが鳴らなかった事から推測するに・・・・・多分郵便局員、大きな封筒でポストに入らないので、家のチャイムも鳴らさずに家のドアの前に置いて行ったのでは。。

 多分、それを見付けた誰かが、共同玄関から入る時に拾って棚に置いてくれたのではないかと。

 さて、さっきも話した不在通知ですが、クリスマス前のこの時期、その不在通知を持って郵便局に行くと、長蛇の列が出来ていて20分以上待たされるそうです。それも狭くて中に入れない場合はこの寒い中外で待たされ、やっと自分の番になり聞くと「荷物は無い」なんて事もよくあるそうで。

 私が一番最初に悔しい思いをしたのは7年前。まだ日本からロンドンに来て日も浅い頃、母が私宛に小包を送ってくれました。しかし家に居なかった私に届いたのは不在通知。郵便局の閉まる夕方5時少し前に家に帰り不在通知に気が付いた私は郵便局に早速電話しました。

 でもシステムや、追跡番号などイマイチ分かって無い上に、まだ英語も完璧というまでにいかない私がしどろもどろ喋っていたら郵便局員が言った言葉。

 「あなたの英語は下手で何言ってるか分からないから、今度英語の話せる人に電話してもらって!」

 イギリスに来て数週間で、ホームシックも大きくなってきた頃に言われたその言葉。頭に来て、部屋に駆け上がって入るなり、自分の鞄を床に放り投げて悔し泣きしました。

 もちろん、そんなので諦めるのは悔しいので、次の日学校の昼休みに再度電話をしたら、普通に通じて理解してくれました。おそらく、前日に電話した時は、営業時間が終わる直前に電話が来て、さっさと仕事を終わらせたいのに面倒だからそう言って切ったのだと思います。

 信じられないけれど本当の話しで、イギリスのサービスは、同じ会社でも人によって言う事がまるっきり変わります。ダメって言われていたのに他の人に聞いたらすんなりOKなんていう事はしょっちゅう。なので、一度ダメでもすぐに諦めてはダメですね(笑)

 郵便に関する他にも今となっては笑える話は多々あって、日本から小包を普通郵便で送ってもらったのに届かなくておかしいな~と思ったら、不在通知も何も入っておらず日本に送り返されていたとか、送られた郵便が届かないので、再度同じ物を送ってもらったら後日二通まとめて届けられたとか、本当にイギリスの郵便は信用できないのです。

 それだけ嫌な思いをしている郵便。先日、ビザ申請に行って来たのですが、郵送だとパスポートをその悪名高き郵便によって送り返されてしまうので、高いお金を余計にはらって直接申請に行ってきました。

 そこで起こった信じられない出来事・・・・

 詳細は今度また書きますが、なんと私のパスポート、その悪名高き郵便局によって、後日私の家に送られる事になってしまったのです。クリスマス前のこの時期、私のパスポートは無事に届くのでしょうか。。不安でたまりません。

 どうか無事に届くように、皆さん祈っていて下さい。

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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