(トップ写真は総務省統計局家計調査報告になります。https://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/tsuki/pdf/fies_mr.pdf)
本日は、家計簿とは縁がない!面倒くさい!という方向けのコラムになりますので
毎月の支出がわかっている方、家計簿をつけている方はスルーしてくださいね。
「実はよくわかっていない」「なぜかいつも口座がマイナス」
「家計簿とか苦手!細かい計算なんてしている時間はない!でも知っておきたい」という方に大雑把にどのくらい年間支出があるか確認する方法をお知らせいたします。
今回は年単位で考えてみます。
2019年もあと1ヶ月と僅かとなりました。今年、いくら貯金ができていますか?
銀行口座が分かれている方は足してみましょう。
NISAやiDeCo、投資をされている方はその金額も入れてみます。
現在の貯金額ではないですよ。
「今年」貯蓄や投資をいくらしたか、を確認してください。
毎月の手取りはお給料明細や通帳を見ればすぐわかりますよね?
会社勤務の方は12月中旬頃源泉徴収票が配布されますので、
そこで手取り収入を知ることもできます。
今年の手取りから今年貯蓄した金額・投資した金額を引きます。それだけ。
年間手取り収入ー今年の貯蓄・投資額=今年の支出
大雑把ですが、こういうことです。
なーんだ!当たり前じゃない!と思った方、おっしゃるとおりです。
当たり前の計算なんです。
でも実際にやってみたことない方が多いのではないでしょうか。
こちらでは固定費や住居費、教育費すべてひっくるめて今年の支出として算出します。
もし「今年の貯金・投資額」がマイナスだったら、今年の支出は年間の手取額を超えてしまい、赤字ということになります。昨年までの貯蓄を取り崩しているのか、なんらかの方法で補填していることが考えられます。
その場合は大急ぎで原因を追及して、諸々検証する必要があります。
結婚や住宅購入、子供の学校入学などなんらか人生の大イベントがあった場合は、
それにいくらくらいかかったか、大体の金額を出してそのイベントが無かったら
マイナスになっていなかったか?確認してみてもいいですね。
適度な特別支出も人生には必要ですから。
今年の支出を月数で割った金額が毎月の支出平均となります。
過去10ヶ月分であれば10で割りますし、年末に計算できれば12で割ります。
もちろんこの中には固定費と呼ばれるものも含まれます。
思ったより多いな・・と感じる方、多いのではないでしょうか。
まずは現状ご自身の支出が収入に対してどのくらいなのか?
把握することが家計判断の最初の段階となります。
ご参考までに「総務省統計局家計調査 家計簿から見たファミリーライフ」から
家計資産ページのリンクをお送りいたします。
http://www.stat.go.jp/data/kakei/family3/05.html
ちょっとスクロールをしてページ中央あたりに2人以上世帯「種類別貯蓄現在高」 が
あります。ご自身の貯蓄高はどうでしょう。確認してみてくだい。