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Cafetalk Tutor's Column

Junko 講師のコラム

アメリカで働く【第2回】 アメリカで働くには?

2013年3月22日

アメリカで働きたい!と思い立ったとします。ではアメリカに行きさえすれば、アルバイトでもパートでもして働くことができるのでしょうか?答えはNoです。

市民権、またはグリーンカードを持っていない外国人がアメリカで働くためには、就労ビザが必要です。この就労ビザを持たずに働くと違法になります。もしも違法で働いていることが移民局に見つかった場合は、強制送還された上、アメリカに再入国できなくなります。再入国できない期間は具体的には知りませんが、噂では10年以上と言われたり、ほぼ一生と言われたりします。また、雇用主も不法労働者を雇った場合は罰金を払うことになります。

よって、合法で働くためにビザを取ることになります。このビザがまた、たくさん種類があって手続きもいろいろと大変な上、確実に取れるわけでもないので、たいていの場合頭を悩まされることになります。ビザの種類については詳しくは専門のウェブサイト等を参照していただきたいのですが、最も一般的なものは次の2つではないかと思います。

L-1ビザ これは駐在員ビザと呼ばれるもので、日本の会社、またはその関連の会社に派遣されて働く場合のビザです。

H1-Bビザ アメリカの会社で働くときに必要なビザです。留学生が卒業してからとる就労ビザで最も一般的なものです。

ちなみに、今までにお目にかかったことのある人では、投資家ビザ、宗教関係者ビザを持っている人たちです。他にも、スポーツ選手や芸能人用のビザもあるようですが、そういう人たちには会ったことがありません。

ここで注意していただきたいのは、一般的な学生ビザのF-1ビザは働くことができません。ただし、例外があって、大学のキャンパス内、もしくは関連のある場所での就労は20時間以内なら働くことができたり、就労内容が専攻している科の学習に必要・または有効だと認められる場合は、働く許可(CPT・OPT)がもらえることがあります。これについてはまた別のコラムに載せていきます。J-1という種類の学生ビザなら働くことができたりもします。

結局のところ、アメリカで働くためには、

①アメリカ人と結婚してグリーンカードを取得する

②就労ができる種類のビザを取得する

この2つの方法があります。私の周りでは、①のアメリカ人と結婚してグリーンカードを取得している人のほうが多いのではないかと思います。私が日本の企業があるような大都市に住んでいないからかもしれませんけどね。

では、アメリカ人と結婚するにはどうしたら良いのか。これは私からはなんともアドバイスできませんし、アメリカで働くためだけに頑張ることでもないと思います(笑)。それでは、ビザを取得するにはどうしたら良いのか。これが非常に難しいです。学生ビザは個人で申請して取得することができますが、就労ビザはスポンサーになってくれる雇用主を探し、その雇用主に申請してもらわなければいけません。自分で申請して就労ビザを取得しておいて、その後に就職活動する、なんてことはできないんですね。ほんとにやっかいです。これについては今後のコラムでまた少しずつお話しようと思います。

Junko

*私は専門家ではありませんので、この内容はあくまで参考程度にとどめて、詳しいことは専門家にお尋ねください。

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本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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