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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Koyuki 's Column

多言語学習の面白さ

Jul 25, 2019

こんにちは、Koyukiです。
 
今日は少しベトナム語の本を読んでいて、面白いなと気づいたことがあります。
 
ベトナム語の曜日表現です。
 
 
月曜日thứ hai / thứ 2(トゥーハイ)
火曜日thứ ba / thứ 3(トゥーバー)
水曜日thứ tư / thứ 4(トゥートゥ)「tư」は漢字で書くと「四」
木曜日thứ năm / thứ 5(トゥーナム)
金曜日thứ sáu / thứ 6(トゥーサウ)
土曜日thứ bảy / thứ 7(トゥーバイ)
日曜日 chủ nhật(チューニャット)   漢字で書くと「主日」
 
「thứ」は、ベトナム語の助数詞で、日本語で言う「第」にあたる言葉だそうです。
つまり、thứ haiは「第2の、2番目の」という意味になります。
 
ここで、中国語では、月曜日は星期一、火曜日は星期二、水曜日は星期三、、、、となるので、かなり混乱しそうです。
どうして月曜日が第二なんだろう。。。と思いました。
 
そこでベトナム人の知り合いなどに聞いてみると、
 
ポルトガル人がベトナムに曜日を紹介したからだよとみんな決まっていいます。
 
どうして?というと、彼らは「わからない。」とのこと。
 
そこでインターネットで調べてみると、以下のようなことがだいたい共通して書かれていました。
※以下
https://life.viet-jo.com/howto/vietnamese-language/394
Viet-jo.comさんより引用させていただきました。
 
どうして日曜日が1番目なの? 文化や宗教の違いによって、週の始まりを何曜日とするかが変わってきますが、
ベトナムの曜日の並び順を見ると、「主日」である日曜日が始まりで、月曜日が主日から2番目の日なので
「thứ hai(2番目の)」となっています。 でも、なぜ日曜日から始まっているのしょうか。中国の曜日も数字を使うので、
中国の影響かと思ってしまいますが、中国語の曜日は月曜始まりで、月曜日を「星期一」、火曜日を「星期二」としており、
ベトナムとは異なります。 
実は、 ベトナム語で日曜日が始まりになっている理由は、大航海時代にベトナムへやってきたポルトガル人宣教師が
曜日の概念をもたらしたため と言われています。ポルトガルといえばキリスト教の国。
旧約聖書の「神様は6日間かけて万物を創り、7日目にお休みになった」がよく知られているので、
日曜が休みのキリスト教では月曜日が始まりかと勘違いされがちですが、実は日曜日が始まりなんです。
新約聖書の中に「キリストが復活した日曜日が1週間の最初の日」という記述があるため、キリスト教の暦である「グレゴリオ暦」は
日曜始まりとなっています。また、キリスト教の母体であるユダヤ教では土曜日が安息日であったということから、
元々日曜日が週の最初の日であるという考え方がありました。 ヨーロッパの多くの国の言語では、曜日の名称はローマの神々に
由来していますが、ポルトガル語はこれを廃し、土日以外については月曜日を「第2曜日(Segunda-Feira)」、火曜日を「第3曜日(Terça-Feira)」・・・と呼んでいます。これがベトナム語でも使われるようになったということです。
 
 
なるほど。色々な言語を勉強していて、このような違いとその理由などがわかったとき、私は無性の喜びを感じ、とてもわくわくしてテンションアップします。
 
語学は奥深いです。時々、奥深すぎてちょっと休憩したりもしますが、逆に簡単にわかりすぎてしまうと面白くなくなってしまうのかもしれません。


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※8月は歯科治療を日本で集中的に受けるため、スケジュールが未定でまだオープンできていませんが、目処が付き次第、順次オープンしていきます。
 
 
Koyuki
 

This column was published by the author in their personal capacity.
The opinions expressed in this column are the author's own and do not reflect the view of Cafetalk.

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