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Cafetalk Tutor's Column

Tutor Karen I. 's Column

厳しい先生や親は、隠すことが上手な子供を作ります。

Jun 27, 2019

子供の頃、宿題のドリルが終わっていない時に、先生に叱られるのが怖くて急いで付属の解答を写したことはありませんか?

または学習計画帳に、実際よりも勉強しているように見えるように記入したり、両親には良い点数のテストだけ見せてみたり。

これらの例はどれも先生や親の目を気にしていて、「自分のために学んでいる」という意識がありません。

私は毎週土曜日に、山口県の英会話スクールで小中高校生に英検対策のレッスンをさせていただいています。


その時に気を付けているのが、子供達の個性と意思を尊重することです。
他の人の迷惑になることは注意しますが、予習復習などそれ以外のことに関しては、本人のやり方を尊重します。
私がこのコラムで指す「厳しさ」は、子供に自分のやり方や「やるべきと思うこと」を押し付けることです。

私が働いているそのスクールでは、授業の最初に生徒さんが1週間の日記を発表します。本当は家で英文を書いてきておくと発表がスムーズなのですが、書いていない生徒さんを叱ることはありません。
注意されてから家で書いてくる文は、グーグル翻訳を嫌々写したものであることが多いのを知っているからです。

でも私が何も言わなくても、発表の時に困るのは自分なので、ほとんどの生徒さんは自主的に文を用意してきてくれるようになります。家で書けなかった日は、授業の前に私に質問をしながら文章を書いてくれます。「先生に怒られない文」ではなく、「自分が本当に書きたい文」を書くことが大切です。

そして、その1週間どんな学習をしたかを記入するカレンダーをお渡ししているのですが、そこに何も書かれていなくても私は気にしません。
嘘の内容を提出してもらうよりかは、来週はどうやったら勉強できるかを一緒に考える方が生徒さんのためになります。授業内容がその生徒さんにとって難しすぎてやる気をなくしている場合は、具体的に参考書の何ページを復習したらよいかを伝えます。自信が付くともっと学びたくなってくるものです。
生徒さんに自然と「家でも勉強したい!」と思ってもらえるようなレッスンを作ったり、声かけをするのが私の仕事です。

部活が忙しい時期は、無理に英語を勉強する必要はありません。
他の教科や趣味もあるので、英語だけが特別な存在ではありません。

授業中はこまめに止まって質問があるかどうかを尋ねます。
私がすでに説明したことをもう1回聞いてもらっても大丈夫です。
「このことについてさっき説明していたから、聞かないでおこう」と思って放置しても、そのままになるだけです。
初歩的な質問も大歓迎しています。「恥ずかしくて聞けない」と思う必要はありません。
分かっていないということを隠すこともできますが、それでは何の進展もありません。
先生は生徒の疑問を解決するためにいます。

私が「これも分かってないの?」と思うことは絶対にありません。
私の得意分野が心理学と英語というだけで、他の分野となると分からないことだらけです。

「そんなに甘やかしたら何もできない子になるのではないか」という考え方もあるかもしれませんが、子供の意思を尊重すれば「できるように見せるのが上手な子」ではなくて「自主的にできる子」になります。

自分の考える正しさやルールを押し付けても、子供にとって長期的なメリットはありません。勉強以外でも、様々な問題が出てきます。

例えば恋愛。「これをしなさい、あれをしなさい」「これはいい、あれはダメ」と親にコントロールされて育った人は、自分のことを粗末に扱う人と交際しやすいです。
それは、自分の意思が尊重されることに慣れていなくて、コントロールされることがその子の中で普通になってしまうからです。
そして、相談しても叱られるので、その交際のことを親に相談することはあまりないでしょう。

自分の意思が尊重されることが極端に少ないと、思春期に拒食症になるリスクも高まります。食をコントロールすることは、自分の命をコントロールすることです。
このケースの拒食症の方は、「自分自身に対する主導権があることを確認したい」 と
無意識に考えていること多いと言われています。

子供に「これをやりなさい」と何かを強制するのは簡単です。短期的には効果があると思います。

「ダメなものはダメ」と言うのも楽です。でも、どうしてダメと思うか、きちんと説明する必要があります。大人の私たち自身がどうしてそれがダメか分からない場合は、それが本当にダメなものかどうか考え直す
必要があります。

もしかしたら私たちが幼いころ親に禁止されていたというだけのことで、本当はOKなことかもしれません。

子供達を小さな大人として認識し、きちんと話し合いをするようにしたら、自分で考えて行動し、必要な時に大人にサポートを求められる子供が増えると思います。

でも、ついつい子供に色々と押し付けてしまうこともありますよね。
その時は、あまりご自分を責めないでください。
子供に対する期待が大きくなってしまう理由があるはずです。自分で振り返ってみたり、心理カウンセリングを通して頭の中を整理することで、自然と答えが見つかります。


Karen:)


星English・Counseling
講師 Karen I.
英会話講師・心理カウンセラー
英検1級。スウェーデンで心理学を学ぶ。
アメリカ、デンマーク、オーストラリアなど多数の国で海外経験あり。

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