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Cafetalk Tutor's Column

kuro 講師のコラム

【国語】中学受験の塾フォローの指導例

2018年12月12日

福岡の実家に帰っておりました!写真は福岡市の水族館「マリンワールド海の中道」です。最近改装したらしく、レストランフロアからイルカプールが全面に見えるんです(^^)

さて、本題です。

高校生・中学生・小学生と、教えている科目は様々です。プロフィールはけっこう国語に偏っているのですが、いろんなご要望をいただきます。


今月新たに担当させていただいた科目は、高校生の数学、小学生の算数、理科、社会、国語でした。

今回は国語の塾フォローについてご相談をいただいたので、僕の方ではどのように行っているか、一例をご紹介します。中学受験でSapixのフォローの例ですが、塾通いであれば高校生、中学生にも通じます。

中学受験のお子様の国語対策

中学受験のお子様の国語対策は、塾に行っている場合とそうでない場合で違ってきます。
塾に行っていない場合は適切な教材を探す必要がありますが、塾に行っている場合は、塾の教材の消化でいっぱいいっぱいのはずですので、塾教材を扱うことが多いです。
一例としては、回数が少なければ、毎月のマンスリーテストの復習や、回数が多ければ、通常の教材の問題についても扱います。
塾教材の問題は難しいようにも思えますが、「どうやって答えればいいのか、答えるまでの作業」がわからないから、難しいように思えるのだと思います。実際には手順を示してあげれば、さすがSAPIXや日能研の教材はよく練られていて良い教材になると思います。
これは国語が苦手なお子様でも同じだと思います。
・文章はある程度読める
・ただ、どう選択肢を絞ればわからない
・記述をどう書いていいかわからない
・空欄補充の解き方がわからない
ということでしたら、塾教材で良いと思います。
(通常の教材や、マンスリーテスト。特にマンスリーの振り返りは本番のトレーニングにつながるので重要です)
問題を実際に見ていく中で、たとえばこんなことを学んでいきます。
「AではなくB(not A but B)の構造があって、AとBの対比構造がここに書いてあるよね」
「心情の変化には「前」と「きっかけ」と「後」があるから、それを探そう。また、それを記述で書けばいいんだよ」
これらはその問題だけでなく、今後の問題にも使える「共通した作業」です。こうした作業手順を繰り返し確認することによって、次第に何をすればいいのかが分かってきます。
それに加えて、もちろん語彙力をつけることもとても大切です。
「『いたたまれない』ってどういう意味?言い換えると?」
「『普遍的』ってどういう意味?また、それと反対の言葉はどこにある?」
こういう感じで入試は聞いてきますので、そのあたりの知識の必要性も、授業の中で実感していく必要があると思います。
教材はどれを使うにしろ、高校生も中学生も小学生もやることは同じです。お子様の負担にならないよう、SAPIXならSAPIXの教材がベターかなと思います。
以上、参考になればと思います!

ではでは。

本コラムは、講師個人の立場で掲載されたものです。
コラムに記載されている意見は、講師個人のものであり、カフェトークを代表する見解ではありません。

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